ヨーロッパヘ観光旅行に行くといつも感じることがあります。観光地から次の観光地へ移動する間の車窓から見える山村や農村の風景が美しいこと。 今までに車窓から撮影し、印象に残った小さな街、山村、農村風景の写真をピックアップしてみました。 Photo by mik & nrk
なぜきれいに見えるのでしょうか。自然の美しさもあると思います。生活している人の景観への意識も強いのだと思います。気がついたことを挙げてみました。
■ 一軒一軒の建物が周囲の建物と調和している。
■ 電柱や電線がない。目立たないようにしている。
■ テレビアンテナが見えない。あるいは目立たない。
■ 家の外、ベランダなどによく花が飾ってあります。
■ 広告やポスターがない。あっても統一されていて目立たない。
■ 物を家の周囲に置いていない。・・・などいろいろ思いつきます。
日本でも景観に対しては意識が高まっています。しかしヨーロッパから帰国後、成田空港からの車窓風景のあまりの違いにがっかりします。道路の両脇を固める電柱と空に網の目のように張られた電線類は一部を除いて日本国中に広がっています。また派手すぎて逆に目立たない広告が乱立していて街を汚しています。古い歴史的都市でもそのような景観が周囲に広がっています。
住んでいるところに愛情が無いというか大事にしていないんですね。生活するのに精一杯なのかもしれません。海外から日本に来る旅行客にはどのように見えるのでしょうか。国の隅々まで景観に気をつかっているヨーロッパの国々から教えてもらうことはたくさんあると思います。