⬆︎Top
438
雪の中の大峰山 828m、地附山 733m(長野県)
2024年 1月14日(日)
善光寺周辺で18cmほどの雪が降った。吹き溜まりになると20cmはありそうだ。山の上はどうだろうか。先日(11日木曜日)地附山へ登った時も山頂は真っ白だったが、スパッツは要らない程度の積もり方だった。
用があってやってきた弟が裏山に登ってから帰るというので、案内がてら歩いてきた。弟は地附山には数回登っているが、大峰山にも行ってみたいと言う。その日夫は午前中から用があったので山へは行けず、私も午後から用があるので、午前中に回れるコースを選んで出かける。
弟の車で出発。善光寺雲上殿の下の駐車場に車を停める。足元を整えて歩き始める。車道を少し戸隠方面に歩くと、森の中に入る狭い道がある。夏になると草木に覆われてどこが入り口か見えなくなるところだ。ほとんど人が歩いていない道だが、かろうじて道らしき空間が続いている。雪の上には足跡はない。
真っ青な空の下、全ての枝に雪が張り付いて輝いている。見上げながら、一体何回「綺麗だ」と言ったことだろう。こういう景色を見られると諸々の面倒がみんな吹っ飛ぶ。ただ、柔らかい雪なので、枝にぶつかると上から吹雪が落ちてくる。道に差し掛かる枝の雪を落としながら進む。
白馬から不帰ノ嶮も、雲ノ平も、槍、穂高からジャンダルムも登っているという山男の弟だが、この青空の下の輝く雪景色に感動している。枝に積もった雪が陽に暖められて落ちるまでのわずかな時間の光の饗宴なのだ。
誰もいない道を登り、物見岩下からの道に合流すると、足跡があった。誰か先に登ったらしい。足跡を踏んで物見岩に到着。真っ白な長野市街地の向こうに遠く美ヶ原も見えている。裾花渓流の白い崖がここから見ると小さい。