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雪の地附山 733mで遊ぶ(長野県)
2023.1.29(日)
晴れた、青空だ。大寒波が日本の広い範囲を襲って、大雪、低温が続いた。長野の雪はそれほどではなかったけれど、気温が低く、日中の最高気温も氷点下という日があった。落ちてくる雪の量は多くないとはいえ、暗い空の雪が舞う中を山へ行くのはためらう。
青空が広がった今日は朝からソワソワしている。気温が低いので、家の雑用を済ませてからおっとり出かけようという目論み。さてどこから登ろうか・・・、いくつかのコースがあるけれど、夫は車を少し動かしておきたいという。寒い中、止めっぱなしだったのでバッテリーの心配をしている。それならば、家から登山口までの車道はあまり歩きたくないので、駒弓神社の登山口まで車で登ろうということになった。
日曜だからか、駐車場には車が何台か停まっていた。この駐車場は10台ほど停められる広さがあって良いのだが、入り口の急カーブには思わぬ段差があり、そのあと急勾配。しかもぬかるみがひどい。雪が続く間は仕方がないかもしれないが、好んで登りたくはない。
それはさておき、四輪駆動にして急カーブを登って車を停める。周囲は真っ白、ワクワク感が高まる。
駒弓神社の階段を登り、山道に入ると踏み跡がついている。早朝の凍てついた空気が緩み始めたところか、繭玉のように木の枝にしがみついていた雪がポツリポツリと落ち始めた。「溶け始めちゃったね」「油断していると上から雪の塊が降ってくるね」、私たちの会話が聞こえたか、話しているうちにもザァーッと雪崩のように雪が降ってくる。一煙幕終わるとパウダースノーが舞う。日が当たってキラッキラッと輝く様はダイヤモンドダストみたいだ。