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尼厳山 の岩と遊ぶ(長野県)780.9m
2016年4月12日(火)
この山を「あまかざり」と読める人はあまりいないだろう。私たちも「あまげんやまと読むのかなぁ」などと言っていた。長野市松代の奥にある岩山だ。標高はさほど高くはないが、巨岩が立ちはだかり、岩登りの練習場にもなっている。
長野に引っ越して以来、いつか行きたいと思いながら三年近く経ってしまった。その尼厳山に出かけたのは例年になく早い春に桜も一気に満開になった4月半ば。尼厳山と、今回は足を伸ばさなかったが、奥に続く奇妙山の南には杏の畑が広がっていると聞いたので、少しの期待もこめていた。
もちろん花見の!
しかし、桜が満開なのだから、杏はおして知るべし。
それはともかく、市のホームページに掲載されていたコース図を便りに池田の宮登山口の近くにある駐車場を探した。トイレも、地図のポストもあると書いてあるので、分かりやすいと思ったのだ。
道路マップを見ながら行くと、池田の宮登山口に着いてしまったが、近くにはそれらしき駐車場がない。戻って自動販売機で買物をしている男性に聞く。少し先にあったと思うという案内を頼りに行くと、確かに「登山口駐車場」の標識があった。
しかし、その道は行き止まりになっていて、小さく登山口の看板が出ているものの、駐車場はない。かろうじて道沿いに何台か停められる程度。あまりウロウロするのも嫌なので、そこに停めて登る事にした。
緩やかな林の中の傾斜を歩くと、イノシシよけの網の入り口がある。落ち葉のたまる入り口を抜けてしばらく歩くと、先刻見てきた池田口からの合流点。大きな石碑が立っている。
池田口から男性が二人登ってきたので、駐車場の場所を聞いてみた。すると、以前はあったけれど、今は建物が出来たので無くなったとの事。私たちが停めてきた場所に新しい大きな施設が建っていたが、どうやらそこだったらしい。四つ角の信号のところに「登山口駐車場」の看板だけ残っている。
あたりは落ち葉が堆積して、乾燥しきっている。今朝は冷え込んで、車には雪が残っていたので、山の中ともなれば積雪もあろうかと覚悟してきたが、湿った跡もない。落ち葉に乗って滑らないように気をつけながらゆっくり行く。