アメリカン・バレエ・シアターの公演があり、楽しみにしていたら、一足先に来日しているアンヘル・コレーラのサイン会があるという記事を見つけた。
渋谷のチャコットで行われるという。休日だから、行くことが出来る。ダンスを見ることが出来る訳ではないし、ダンサーは踊ってこそのダンサーとは思うものの、その人をもっと知りたいという思いも強く・・・朝早くに家を出た。
チャコットに着くと、整理券を配っていた。それをもらって一安心。
しばらくして、アンヘルが登場。名前の通り(エンジェル…天使)笑顔がとてもキュートな親しみやすいイメージ。
会場の質問に答える間中、気さくな笑顔を絶やさない。通訳の人もニコニコして会場の雰囲気はとてもいい。
彼はスペインでバレエ団を立ち上げたのだけれど、国の援助が受けられなくて経営が苦しいという話をした。日本もそうだが、芸術が人を豊かにするという思考の歴史が無い国はまだまだ貧しいのだという感じがする。
それでも海外遠征にも出かけているというので、日本にも来て欲しいと思う。
最後にサインをしてもらい、握手して会場を出た。小中学生くらいの髪の毛をお団子にした、バレエを習っている子たちが目をキラキラさせて握手している姿が清々しかった。