157 晴れたら山へ 地附山733m、葛山812m(長野県)

2021年2月5日(金)、6日(土)


photo 葛山の駐車場
葛山の駐車場(帰りも車は1台だけ)

立春も過ぎ、日脚の伸びも感じられる2月6日、朝の散歩から帰った夫が言う。「素晴らしい青空だよ。アルプスを見に行こう」。慌てて山歩きの準備をして出かける。7時45分。

先日『葛(かつら)山山頂近くの木を切ってアルプスの展望ができるようにした』という内容の記事が新聞に載っていたので、その様子を見に行ってみよう。

5日も青空だったので地附山を歩いて来たが、地附山からアルプスは見えない。


photo 葛山の駐車場
猪の足跡 葛山登山道で

車で葛山をぐるりと回るように善光寺平の裏側に向かう。戸隠に続く道路を芋井地区で右に折れ、山道をしばらく走ると葛山城跡の駐車場がある。山の北側にあるせいか、駐車場は真っ白。雪の下は氷になっていて、タイヤが滑った。なんとか端の土が見えるところに駐車し、登山靴に履き替える。広い駐車場は動物にとって走りやすいのか、イノシシの足跡が縦横に走っている。まるでイノシシの運動場だね。

photo 大峰山 葛山登山道から
大峰山 葛山登山道から

林の中は落ち葉が積もっているが、人が踏み固めた中央には厚い氷の塊が隠れていて滑る。気をつけて行こう。しばらく雑木林を登ると、西側がひらけてくる。遠くにアルプスの真っ白い峰が見える。夫が「ここのことかな」と言う。切り株がいくつかあるので、ここも木が切られているようだ。「ここはこの前も切られていたよ。山頂から西へ行ったところじゃない?」と私。

photo 枝ごと落ちていたヤドリギ
枝ごと落ちていたヤドリギ

目も気持ちも遠くに飛んでいるが、ふと足元を見れば落ち葉や木の実が雪の上に模様を描いている。ヤドリギの黄色い実が宝石のようだ。重い雪に耐えかねたのか、枝ごと落ちているものもある。


飯縄山が北にど〜んと大きく見え、お隣の大峰山はすぐ近くにずんと座っている。斑尾山も、東の志賀方面の山も見えて来た。そしてあっという間に山頂。目の前には旭山、富士ノ塔山があり、善光寺平を越えて遠く美ヶ原が平らなスカイラインを見せている。

photo 旭山と美ヶ原
旭山と美ヶ原

さて、目的の北アルプスは・・・いつものように山頂からは燕岳、餓鬼岳方面がよく見える。そして、西の方を見ると、奥の方に空が開けているような気がする。行ってみよう。山城だった時の堀の跡と思われる急な溝をいくつか越えて一段低い西の広がりに行くと、見える。鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳から不帰ノ嶮の険しいギザギザと白馬岳に続く峰が。白馬方面は少し雲がかかっているが、青空に真っ白なアルプスの峰々は迫力満点だ。

photo 餓鬼岳方面 葛山山頂から
餓鬼岳方面 葛山山頂から

photo 五竜岳 葛山山頂から
五竜岳 葛山山頂から

photo 葛山山頂に切り開かれた展望台
葛山山頂に切り開かれた展望台

たくさんの木が切られて、積み重ねられている。その様子は痛々しい。しかし、C.W.ニコルさんが再生したアファンの森も、初めは幽霊森の木を切り倒すところから始まったというから、光が入っていいのかも知れない。


近くの山が大きいのでアルプスが一線になって見えるわけではないけれど、一つ一つの山が目の前に大きく見えるのは嬉しいことだ。

photo 御飯山,破風岳,土鍋山,2.5地附山から
御飯山 破風岳 土鍋山 2.5地附山から

photo 菅平、浅間山 2.5地附山から
菅平 浅間山 2.5地附山から

ここ葛山山頂からは、アルプス北部がとても綺麗に見えるが、地附山からいつも見ている東南の山は見えない。それぞれの山の良さがあるということだろう。どちらの山も山頂から大きく飯縄山が見えるのが、長野市民としては嬉しい。独立峰の貫禄たっぷりの飯縄山は、長野のシンボルだと思う。

photo 二つの山頂から飯縄山
二つの山頂から飯縄山

photo 不帰ノ嶮 葛山登山道から
不帰ノ嶮 葛山登山道から

「さすがにアルプスは真っ白だね」と感心して、しばらく眺めていたが、朝散歩の続きだったから、今日はこれから家に帰って朝ご飯。素晴らしい展望に満足したから帰ろうか。雪の量は多くはないけれど、まだ日の光が当たらないので凍っている。持ってきた軽アイゼンを履いて行こう。途中の見晴らしの良いところに降りたら、西の雲が上がって白馬の峰々も見えるようになった。「もう少し待っていればよかったね」「ここで見えたからよしとしよう」。

風が強いのか、スカイラインには雪煙の上がる様子も見えている。迫力満点。

photo シュンラン蕾 2.5地附山
シュンラン蕾 2.5地附山

photo 傘を被った木の芽(右は脱いだ芽)
傘を被った木の芽(右は脱いだ芽)

アルプスは真っ白だけれど、裏山にはもう春の気配が感じられる。木の芽が膨らみ、雪の下には花の蕾が隠れている。そういえば、地附山に傘を被ったような冬芽がたくさんあったがあれはなんの木だろう。触れるとポロリと傘が取れて、下から膨らんだ芽が現れた。これも春の準備なのだろう。地附山にも葛山にもトゲいっぱいの木の芽がたくさん見られた。どんな葉が広がってくるのか楽しみだ。

photo 色々な木の芽 2.5地附山
色々な木の芽 2.5地附山

photo トゲいっぱい木の芽 2.6葛山
トゲいっぱい木の芽 2.6葛山

遠く、近く、楽しみを見つけにまた山に来よう。



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